2022年4月より構造解剖学を担当する講師、山崎 悟志先生のご紹介です。
幼少期から、カイロプラクティック・オステオパシー・テルミーなど臨床家の環境で育ち、日本で鍼灸師のライセンスを取得後、中国へ渡り中医薬大で学び、バックパックで中国の大学を見て回った経験を経てオステオパスに。

経歴
浙江中医薬大学卒業
鍼灸師
OMT LAB(島根)院長
日本オステオパシー学会会員
日本オステオパシースポーツケア協会会員
MRO(J)


山崎先生からのコメント

構造解剖学では、一般的な解剖学を学ぶのはもちろん、オステオパシー的な診断、治療を行う上で必要な構造、その構造と機能の関係を学んでいきます。
一般的な解剖学では、頭蓋骨、仙腸関節は動かないものとして扱われます。その他、前頭骨や下顎骨は1つの骨としています。ですがオステオパシーでは、頭蓋骨、仙腸関節は動きがあり前頭骨などは2つとして学んでいきます。
解剖学は基本的に、(亡くなってからも、医学の発展に貢献していただいた方の身体ですが)死体解剖の知識がメインになるかと思います。ですが、オステオパシーで診ている生きた人体には動き、流れ、スペースが存在します。その点を、最近研究されて発見されている筋膜の研究や発生学の知識をもとに探求していきたいです。
どうしても、解剖学は暗記が多く受け身になりやすく、眠たくなる内容です。自分がそうでしたその中で、学んだ知識を触診、タッチに繋げていける様な内容も入れたいと考えています。
オステオパシーでは頭蓋、内臓の内部にコンタクトしなければなりません。それを行う上で手に入ってきた情報を求心的に受け取ることができなければいけないと思っています。その為に必要と思われる、グラウンディング、瞑想、身体操法など今までの経験から個人的に必要と思われるものをピックアップして講義に取り入れたいと思います。
このようにオステオパシーを行う上で必要な知識はもちろんそこから臨床へ繋がる架け橋になるような構成にしていきたいと考えています。
昔、解剖学を学んだ時、実際に分かっていることは10%以下だと言われました。それは、宇宙について分かっていることとほぼ宇宙の理解度と同じらしいです。分からないことを、探求してそれを楽しむことが一番大切だと考えています。解剖学にしても身体、生命を扱う以上一生、勉強していかなくてはいけません。

皆さんと一緒にDig on 掘り下げていきたいです。